『青春夜話 Amazing Place』関西上映始まりました!

   1/6(土) は初日舞台あいさつ&アフタートークを、主演ヒロインの深琴さんとさせて頂きました。
   大阪第七藝術劇場はケイズシネマと席数はほぼ同じですが、空間が広く、舞台はそこから飛び降りるとケガするんじゃないかというぐらいは高くて、スクリーンは奥にあります。
   スクリーンが聖域のように浮かび上がり、そこに投影されるわが『青春夜話 Amazing Place』も、ケイズシネマの時より色彩が渋く、奥行きのある画面に見えました。
   主人公の2人が学校に忍び込もうとするシーンで、背後の夜空に雲があることが映っているのは、新鮮な驚きでした。
   大阪で会いたい人、会えた人、出会った人たちと見た『青春夜話』がはまた違った映画のようでした!
   「笑いどころ」も東京と違いました!
   友松直之さん演じる会社の課長と彼に迫る部下の松井理子さんとの掛け合いがいちいち受けていました。2人のオチとなるところでは、出てきただけで笑いが起きていました。初めてこのシーンで「わが意を得たり」という実感を覚えました。

   僕と深琴さんは、この不思議な、スクリーンと観客席の間に浮かび上がった空間で、この映画を作るうえで起きたこと、映画の中で生きていた時のことを語り合いました。
   深琴さんとは深夜バスに乗って大阪に向かいました。
   窓のカーテンも閉め切って開けられないバスから降りて映画館についたら、光の向こうに大阪の皆さんの顔が見えました。

   初日、二日目の上映前に並行して行われた批評ワークショップ、2日間連続で二種類文章書くというなかなかに強力な企画。僕はかつて火事場のクソ力で一晩で書いた原稿を持参して、突然迫られた時にどう自分を覚醒させればいいかを語りました。かくして二日目、受講生の皆さんが書いてこられた原稿には、見事に、これから切り出して浮き彫りになっていく、その人の映画への構えが存在していました。それは、この世界に対しての生きる姿勢でもあります。初日3時間、2日目4時間という超濃厚な文章教室、企画してくださった西尾孔志監督に感謝します。

   二日目は終電ぎりぎりまで深琴さんが舞台あいさつをしてくれて東京に帰っていかれた後、上映が終わっての監督トークでは、西尾孔志監督の発案で、ワークショップの受講生で希望する人から、3人壇上に一緒に上がっていただき、フリートークで感想を伺いながら話を進めていきました。

   上品な意味でも下品な意味でも興奮したという男性、夢の世界に置き去りにされる怖さを味わったという男性、そして女性の受講生の方の「私が『青春夜話』の批評をもし書くなら、タイトルは『この映画を見るとセックスをしたくなる』と書きます。上下の下着が違う地味な女子でも性欲があるのを描いてくれて、うれしかった」と、勇気ある発言をしてくれたのが、まさに僕もうれしかったです!
   
   西尾孔志さんは「東京で盛況で、その勢いで大阪に来ると、人が少なくてがっかりする監督さんもいて、それを見ていると、なんとかいい思い出を持って帰ってほしいと思ったんです」とワークショップを企画した理由の一つを教えてくださいました。

  僕は地方は数じゃないと思います。もちろん、たくさん来てくれるのはうれしいです。でも東京から離れた場所で、映画への情熱を持つ一人一人と出会えるコアな体験は、何物にも代えがたいと思います。

  今日以降も、私切通理作は毎日登壇させて頂きます。
  本日は大阪でサブカル番長といえばこの人!の浅尾典彦さんと話します。
  この前のハリウッド版ゴジラが公開された時の大阪でのトークショーで初めてお会いして以来ですが、実相寺昭雄監督のAVの特集上映も関西で企画されたことのある浅尾さんが『青春夜話』からどんな話題を繰り出してこられるのか、すごく楽しみです!

■大阪 第七藝術劇場 1/6(土)~12(金) 連日20:40より
 http://www.nanagei.com/

1/8(月)  切通理作の異常な愛情、または彼は如何にして心配するのを止めて映画を作るようになったか?
トークゲスト・ 浅尾典彦((映画ライター・プロデューサー・夢人塔代表)

1/9(火)  ひとが映画でエロを撮る衝動とは?
トークゲスト・原一男(映画監督)

1/10(水) 長靴を履いた猫の靴下の中で見つけたエロース
トークゲスト・竹内義和さん(作家、コラムニスト、出版プロデューサー)

1/11(木)  初公開!『青春夜話』メイキング上映(東京上映では未公開)

1/12(金)  映画でセカイは変えられるのか
トークゲスト・ 西尾孔志(映画監督)

なお、リピーター特典についてですが、第七藝術劇場では2回鑑賞で特写フォト3枚組セット、3回鑑賞で同5枚組セット、4回以上の方はその都度大きく引き伸ばした写真を一枚ずつプレゼントということにいたしました。