本日2/24(土)から3/2(金)まで、横浜・シネマジャック&ベティにて連日19時50分から上映されます『青春夜話 Amazing Place』。

連日行われる舞台挨拶、アフタートークについて、あらためて内容のご紹介をしたく思います。

なお、全日、監督の私切通理作は登壇させて頂きます。

★2月24日(土) 初日舞台挨拶&トークショー
深琴(主演ヒロイン「青井深琴」役) 須森隆文(男性側主役「野島喬」役) 黒木歩(撮影監督・音楽・出演) 安部智凛(「山崎先生」役) 飯島大介(「猪俣さん」役) 友松直之(制作総指揮、出演) KOH(音楽)

初日24日(土)には新宿での初公開初日以来の、メイン出演者の皆様にご登壇お願いしました。
従前告知させて頂きました皆様に加え、制作総指揮の友松直之さん、音楽担当KARAふるのKOHさんのご両名が登壇下さいます。

★2月25日(日) 「映画のプラトニズム、生き物としての映画」
ゲスト・井口昇(映画監督) 佐藤佐吉(映画監督、脚本家)

娯楽性とカルト性を融合した世界を確立してきた井口昇、佐藤佐吉両監督を迎え、奇妙な映画ともいわれる『青春夜話』を語って頂きます。

井口昇さんとは、私がキネマ旬報の執筆者近況で『恋する幼虫』試写の感動を記した拙文を見た井口昇監督から同作品のイベントに出演依頼頂いたのが最初の出会いです。井口さんは雑誌の巻末にあるライターの近況を読むのが好きだそうです。
その後山田洋次監督の持つ狂気についての話で盛り上がり、おおいに示唆を受けた拙著『山田洋次の<世界>』では、あとがきにお名前を記させて頂いてます。
「あらためて映画とは作者の拘りと気持ちが高ぶる瞬間が観客にダイレクトに伝わってくるものなのだと実感致しました」(井口昇さんコメントより)

「増村保造監督の『盲獣』をヤバい意味で超えてます」とおっしゃってくださっている佐藤佐吉さんとの出会いは、西友映画事業部におられた時、サンダンス映画祭の日本側審査員に私を選んで頂いて、ご連絡があったのが最初でした。
三池崇史監督や新しい才能を次々と世間に紹介した佐藤さんが、当時、テロリストを主人公にした自作の脚本を読ませて頂きましたが、その後、脚本家そして監督としてご活躍されているのは周知の通り。

井口さんも佐藤さんも、映画に関する新しい見方を広めながら、自作を送り出してきた方だと私は思っています。すでにあるジャンルに合わせるのではなく、ジャンルの隙間や、組み合わせの妙で新たな発見を生み出し続けてきました。

★2月26日(月) 「誕生する物語、物語の出口」
ゲスト・足立正生(映画監督) 大木萠(映画監督、『青春夜話』文芸協力) 寺岡裕治(映画ライター、編集者、『映画はどこにある インディペンデント映画の新しい波』著者)

「この映画は、青春を通り過ぎた主人公の男女を、いかにもな表情の豊かさより、相手に向けて話すことで表現している。そこがすごく新しかった」(足立正生さんコメントより)
 若松孝二監督のブレーンとして初期作品を支え、パレスチナゲリラに参戦するため日本を留守にするなど、常に出口を求めてきた、映画と現実のゲリラ足立正生監督の異名は「出口出」。

「私も、今作の誕生には大いに関わったことには違いありません。切通さん、言ってもいいのですか、あの夜のことを」(大木萠さんコメントより)
『青春夜話』のストーリー案を考えている段階で大木萠監督に相談、ヒロイン深琴の相手役キャラが未確定な段階から話し合って「学校」というキーワードが生まれ、ラストシーンを考えついた時、男性側主役・須森隆文がイメージの中で浮かび上がりました。その大木監督は現在、新作『漫画誕生』(イッセー尾形主演)制作中。

足立さんと大木さん交えて、[誕生]と[出口]にまつわるトークとなります!
司会は文筆家であり『映画はどこにある〜インディペンデント映画の新しい波』の編者、寺岡裕治さん!もはや入口も出口もなく、映画はどにでも存在し得ることを提示しつつ思考する新しい時代の書き手です。

★2月27日(火) 「映画、かけがえのない時間と出会う時」
深琴(主演ヒロイン「青井深琴」役)
ゲスト・高橋洋(映画監督、脚本家) 三留まゆみ(映画評論家、イラストレーター、漫画家) 

主演ヒロイン深琴さんを前に、彼女を主演女優賞に選出した三留まゆみさんと、時間表現としての映画、暗闇で見つめる映画としての意義を本作に見出してくださった高橋洋監督をゲストにお迎えします!
「この二人っきりの時間こそが真実だと誰もが知っていて、でも二人っきりだからこそ世間とは共有しようもない、まるでなかったかのように過ごすしかない不思議・・・。その共有し得ない時間を観客に共有させてしまう映画なんです、これは。
そしてこれこそが映画という暗がりのメディアが観客にもたらす体験だと強く思うのです」(高橋洋さんのコメントより)

高橋洋監督作品の新作『霊的ボリシェヴィキ』は、『青春夜話』とは表裏にある作品だと私は思っており、高橋さんからもそうい言われたのですが、そのあたりの話題もしていければと思います。

加えて、「青春を取り戻すのは「日本を取り戻すよりもずっと困難で切実なのだ。切通理作は映画でセカイを変えた」と選評に書かれて、『青春夜話』をキネマ旬報ベストテンでなんと一位に挙げてくださった三留まゆみさんがゲスト!
「『青春のむきだし』を全身全霊で見せてくれた『青春夜話』のふたり。エロくてカッコ悪くて切実で愛らしい」と、主演女優賞に深琴さん、新人男優賞に須森隆文さんを挙げられました。

お2人と一緒に、映画でこそ味わえるかけがえのない時間についてお話できればと思います!

★2月28日(水) 「主役にならない人間が、主役になる映画」
ゲスト・北村早樹子(歌手、文筆家、女優)

北村早樹子さんが歌う『マイハッピーお葬式』の「一生で一回、主役になれる特別な日」と自分の葬式のことを言うはじめのフレーズを初めて聴いた時、「僕が十代に考えていた事と一緒だ!」と思いました。
そして『青春夜話』を見て下さった時、「主役になれない、ならない人間が主役になっているのがとてもよかった」と言って頂きました。
「『地味だろうが暗かろうが、お前らの視界の隅っこに居続けてやる』という名ゼリフに救われた思いです」(北村早樹子さんのコメントより)

★3月1日(木) 「映画を作るという孤独」
ゲスト・大月俊倫(元映画プロデューサー、『新世紀エヴァンゲリオン』ほか) 樋口尚文(映画・テレビドラマ評論家、映画監督)

「私の印象は切通版『の・ようなもの』です。すごいデビュー作です! 」

上は、試写に来てくださった大月俊倫さんからのメールを、許可を得てコメントに使わせて頂いたものです。
大月さんは僕に映画を作ることの[孤独]を教えて下さいました。

その大月さんと、映画評論家でありながら映画監督をした時の[孤独]を樋口尚文さんに伺い、それでも生き抜く強さを学びます!
批評家から監督になった人間同士のトークは、本作上映アフターイベントでは初!
私切通理作と樋口尚文さんの顔合わせに驚く方もいるかもしれません。「ゴジラ批評をめぐる犬猿の仲だと思われている2人がなぜ?」。批評家で映画を作るという体験を経たいま、心おきなく話せる機会が巡ってきたのでしょうか?

やはり直接お会いしたらお互い妥協を許さず一触即発、「なんでこんな映画撮ったんだ!」となるかも。そこに大月俊倫さんが立ち合って下さいます。ヤバい夜に雨は降るのでしょうか!

★3月2日(金) 「東京初上映!『青春夜話』メイキング映像」
※30分のメイキング映像を上映します。
深琴(主演ヒロイン) 北島直樹(メイキング監督)ほか

公開最終日の3月2日(金)のアフターは新宿では上映しなかった『青春夜話』メイキング映像。
関東ではやらないつもりでしたが好評で「映画館向きのメイキングです」と、名古屋で上映したときのシネマスコーレ副支配人・坪井さんからも助言頂き決断。

現場の流れが伝わらず、ただ同じ映像を本編カメラとは違うポジションで撮って、そこに出演者の談笑コメントが挿入されているだけの「メイキング」ではなく、撮影のすべてに立ち会った北島直樹さんによる、膨大な映像の中から、この現場がどんな課題をクリアしてきたのか、見る側の人も一緒に体験できるメイキングを目指しました!

主演深琴さんと一緒に観ましょう!

http://www.jackandbetty.net/

リピーター特典は撮影現場特写フォトから、連続二回参加で三枚組、三回で五枚組、四回で大判一枚プレゼント。大阪、名古屋、神戸、京都に来て頂いた方とも共通の計算でお渡しできます。