京都出町座『青春夜話 Amazing Place』2月16日(金)で無事終了いたしました。また京都に来るべき時、出町座と、同時開催イベントの会場だったエルカミノがある桝形商店街は、必ず立ち寄りたいと思う場所となりました!

これで神戸元町映画館、京都出町座の連続二週間興行が終了しました!見に来てくださった方、トークショーや同時開催イベントに参加くださった皆様、ありがとうございます!

出町座の公開同時開催イベント〈切通理作の ひらけ!サブカル講座〉も終了いたしました。最終回2月16日(金)は『青春夜話』主演深琴さんが降臨。デビュー以来の深琴ファンである地元の方が駆け付けて、持参されたDVDに、昔の名前でサインする深琴さんに僕も思わず感動が込み上げてきました!

出町座最終日には、アリスセイラーさんが登壇。当初同席出来ない予定だった深琴さん交え、本人の前で<深琴愛>トーク!
アリスさんは声、姿勢、足の開き方など次々魅力のポイントを指摘していきます。

いまは東京の自宅にて、現地でのさまざまな「現在」が思い出になっていくのを、噛みしめております。

初日のゲスト・シモーヌ深雪さんは、僕にフェチシズムへの再挑戦を挑発してくださいました!

シモーヌさんの学校の思い出は、リアル『青春夜話』をさらに凌駕していました!「学校の教室は一番隅を使うといい」と具体的なアドバイス。また一口に「フェチ」と言っても、色んなフェチの角度があると、学校を穢す「正しい方法」を教えられました!

上映期間中同時開催サブカル講座の第一回は「怪獣」。浅尾典彦さんが、ゴジラ以前の怪獣の出現について語ってくださいました。会場の古本屋エルカミノは出町座の隣で、ナント前日2月10日にオープンしたばかり!
出町座も映画と本とカフェの空間。この二店の相乗効果で生み出された京都のAmazing Place。ひょっとしたら全国的に知られる「行ってみたい場所」になり得るのでは?映画やアートの本や音盤で一杯の、まさに「サブカル講座」にぴったりな空間です。

浅尾典彦さんはサブカル講座の後上映後トークにもご一緒頂きました。大阪第七藝術劇場以来二度目にお話しさせて頂いたこともあり、すっかり打ち解けてノリのよいトークタイムだったのではないかと思います!

自らも映画制作される浅尾さんの作品のスタッフの方もみえられ、「映画が好き」な人のいい空気を改めて実感。

出町座さんの、映画と講座の二本立て展開がいいのは、ゲストの方に、拙作についてのトークと、そのかたの得意分野についてじっくりお話できる機会が、一日に両方設けられるところです。

12日のサブカル講座では、アリスセイラーさんとのトーク中に、嶽本野ばらさんが結界のように麻紐を張っていきます。

野ばらさんは舞踏しながら時々アリスセイラーさんとのトークに入ってくださいました。この不思議な空間の現出は、京都に誕生した新しい拠点の狼煙にもみえました。
話題は自然と成長期にとっての、名づけられないヸタ・セクスアリスについて・・・となっていきました。話題を「した」のではなく、「呼ばれた」ような不思議な時間でした。
トークの最後には、アリスセイラーさんの「アマリリス」時代のアルバムの中から、話題にも出てきたご自身お気に入りの曲と、嶽本野ばらさんの好きな曲を流し、曲に合わせて嶽本さんが踊る、豪華な空間となりました。

『青春夜話 Amazing Place』アフタートークで嶽本野ばらさんは、大島弓子の中期作品と本作を重ね合わせて、フィクションと現実の中間にある作者の位置をごまかさない作風だと仰っていただき、感激いたしました。少女漫画が男性に支持されることがあるように、この映画は十代女子に見せる会をしたら意外に受けるんじゃないか。最近思春期の自由な妄想の受け皿になる作品が少なくなったけど、必要とされているかもしれないと仰って頂きました。

客席には嶽本さんファンの女子が目立ち、その方たちに、この映画のセックスシーンは必要と思うかどうか伺うというムチャ振りをさせて頂きました。照れながらも各々違う意見を率直に言って頂き、嬉しゅうございました!

サブカル講座、竹内義和さんとは「ヒーロー」をテーマにお話させて頂きました。僕にとってはリアルタイム番組ではない『七色仮面』の魅力を明かす竹内さんは「変身」と「ヒーロー」の間にある決定的なものを証し出します。僕にとっても実にスリリングな時間!

牛田あや美さんは京都造形大学マンガ学科の先生で、毎年プロの現場に新人を送り込んでいます。漫画家として世に出ていくために必要なものはなんなのか、そしてそれが『青春夜話』の中にも潜んでいると、本作のシナリオを評価してくださって、感激いたしました!

寺脇研さんとのサブカル講座ではピンク映画について。ブルーフィルムからピンク映画、ロマンポルノへという道筋と、寺脇さんの批評のスタンスまで縦横に語られました。

僕は寺脇研さんの批評と中三の時の自分との出会いの瞬間を語り、僕の心を揺さぶった文章を、ご本人の前で読ませて頂きました。

新宿ケイズシネマ上映時以来の寺脇研さんゲストでしたが、今回は深琴さん交えて。彼女の本音トークに大受けの寺脇さんでした。「普通監督の前でここまで言わないよ!」

サブカル講座で「AV女優から映画女優、そして映像制作へ」と、自らの軌跡を語ってくださった深琴さん!

出町座さんの興行、毎日宿から桝形商店街通って映画館の前に来るたびに、ガラス越しのポスターが目に入り、なんだか懐かしいような、やっとここにたどり着いたような、不思議な気分になりました。「私、ここに住みたいな」というヒロインの声を脳裏に響かせながら、京都を後にしました。