大阪第七藝術劇場、昨日1/8(月)は、「切通理作の異常な愛情、または彼は如何にして心配するのを止めて映画を作るようになったか?」と題し、まずゲストの浅尾典彦さんが先に舞台に登場され、私を大阪の皆さんに紹介して頂くかたちにしてくださいました。

 浅尾さんは映画ライター・プロデューサーをされており、関西でさまざまな映画の上映企画や、そのつどの新作にからんだ映画の見方の角度を提示するイベントを仕掛けておられます。

 『青春夜話』からは、映画を愛したり、別世界に心を持っていかれてしまう人間にとって、ティーンエイジの頃「学校」という、タイプの違う人間同士が強制的に一緒にいさせられる場所がいかに抑圧を生むものだったのか・・・・という部分を汲み取ってくださった上での鋭い質問に、僕も、かつて語ってなかった部分を引き出されました。

 学校生活も、男女関係も、器用にうまく立ち回って、イイトコ取りができていたら、こういう映画は作ってないだろうということを、思い知りました。

 場内には、浅尾さんが出られるということで来てくださった方がおられました。

 終了後に、見た方々とお話ができるのが、地方上映の醍醐味です。
 もちろん東京でも、それはあるのですが、どうしても友人知人や、お世話になった方と僕が言葉を交わしていると、
臆してしまって、声がかけられない方もいらっしゃると思います。
 僕は逆の立場だとそうなる人間ですので、よくわかります。

 しかし地方上映では、もともと僕の知り合いだという人は、圧倒的に少数です。
 純粋に映画のご感想や、そこから見出したものをぶつけてくださるのに、とても熱いものを感じます。

 そう口にしたら、浅尾さんが「切通さんが映画でさらけだすことができているのから、みんな、自分をごまかしたくないと思うんですよ」と言ってくださいました。
 東京より相対的に人が少なくなっても、その分、一人ひとりの方とのコミュニケ-ションが駆け足にならないよさがあります。

 ある人は「この映画の主人公二人は、普段知り合いや、ましてや職場の同僚などではないからこそ、お互いの傷をさらけ出し、ぶつかり合うことが『できた』のだと思います」と言ってくださいました。

 映画の主人公たちのように、お互いが「まれびと」となり、『青春夜話』を通して「本当の話」ができる。
 大阪上映、まだまだ続きます!

 本日は、『ゆきゆきて神軍』の原一男監督。
 『シン・ゴジラ』の三賢人のお一人です。
 原監督の「極私的エロス」を伺います!

明日のゲストは竹内義和さん。僕が大学時代「大映テレビの研究」と出会い多大な影響を受けた、まさに「サブカル兄貴」!以前アニメ批評コンテストに呼んでいただいて以来の再会です!

■大阪 第七藝術劇場 1/6(土)~12(金) 連日20:40より
 http://www.nanagei.com/

1/9(火)  ひとが映画でエロを撮る衝動とは?
トークゲスト・原一男(映画監督)

1/10(水) 長靴を履いた猫の靴下の中で見つけたエロース
トークゲスト・竹内義和さん(作家、コラムニスト、出版プロデューサー)

1/11(木)  初公開!『青春夜話』メイキング上映(東京上映では未公開)

1/12(金)  映画でセカイは変えられるのか
トークゲスト・ 西尾孔志(映画監督)

■大阪最終日の12日、なんと浅尾典彦さんのラジオに出させて頂くことになりました!西宮市さくらFMラジオ 「SakuっとLa・ら・Ra西宮」
朝10時から13時までの番組で、私は12時から出させて頂きます。
関西以外の方でも、全国インターネットでリアルタイムで聴けます。
     http://www.simulradio.jp/#kinki
来月の神戸、京都の上映も意識しながら、話せる機会を与えてくださり、大変感謝しております。